アイピルってどんな副作用があるの?
2019年08月05日
アイピル(I-Pill)は、避妊に失敗して緊急的に必要があるときに限って服用することができる、特別なピルとなっています。
このアイピル(I-Pill)は、72時間以内に飲むことによって、効果を発揮するというもので、その中味としては、女性ホルモンの役割を果たすある種の化合物となっています。
女性の体内には、ふだんの状態であっても一定の女性ホルモンが存在していますが、このアイピル(I-Pill)を飲むことによって、体内での女性ホルモンの量が急激に多くなってしまうという現象があらわれます。
そのため、排卵の抑制や着床の防止といった、緊急避妊の効果が上がるのですが、そのいっぽうにおいて、副作用が起きる可能性もないわけではありません。
アイピル(I-Pill)を飲んだときによく見られる副作用としては、頭痛、下腹部痛、吐き気、胸の痛み、不正出血などといったものがあります。
これらは実は、毎日飲んで計画的な避妊をするための一般的な避妊ピルであっても起きるもので、それほどめずらしいものではありません。
数日もすると、体が慣れてくるため、こうした症状は解消されるというのが普通です。
また、生理の周期や出血量にも変化が見られることが多いようですが、これは副作用というよりも、むしろアイピル(I-Pill)の効果によって生理が早めに引き起こされ、着床が阻止されたことが原因ですので、こちらもその後時間が経てば元どおりに回復します。
その他の注意として、アイピル(I-Pill)は妊娠を防ぐための医薬品であり、すでに妊娠してしまった後でこれを飲んだとしても効果がなく、かえって副作用のみが出るおそれがありますので、妊娠している人は飲まないようにする必要があります。